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日本=エジプト合作映画『アラブの嵐』をめぐる公開講演会のお知らせ | 早稲田大学 中東・イスラーム研究コース

日本=エジプト合作映画『アラブの嵐』をめぐる公開講演会のお知らせ

本コースの大稔哲也教授が以下の内容で公開講演を行います。

題目 : 『日本=エジプト合作映画『アラブの嵐』を追って

—   アジア・アフリカ連帯の見果てぬ夢 : 石原裕次郎/シャディヤ/中平康/H・ラフラ — 』

日時 :  2023年7月28日(金):18時30分~20時頃。お茶とお菓子付きです。

場所 : エジプト大使館文化・教育・科学局

東京都目黒区東が丘1-19-17

予約 : 予約制45名のみ。お申し込みはお名前とご連絡先を記載の上、egyptcesb@tokyo.email.ne.jpまで。

《内容》

 1961年公開の『アラブの嵐』は、現在まで唯一の日本=エジプト(正式にはアラブ連合共和国)合作映画であり、当時のエジプトと日本の映画界が四つに組んだ記念碑的作品であった。日本からは人気絶頂期の石原裕次郎や芦川いづみ、エジプトからはシャディヤやK・シンナーウィーなど名優が招集され、メガホンを取ったのも仏でヌーヴェルヴァーグに影響を与えた中平康、そしてエジプト制作側にはH・ラフラ監督らがいた。戦時下に近いエジプトを舞台に大掛かりなロケが敢行され、アクションとコメディーが混在する娯楽ロード・ムービーとなった一方で、製作の背景には中東をめぐる当時の緊迫した国際情勢が深く関わっていた。映画製作に携わった人々の高邁な理念と作品の出来は必ずしも正比例しなかったが、そこには語るべき問いが無数に残されている。報告者は2008年にエジプトからゲストを迎えて、本作をめぐるシンポジウムを開催したが、今回は関係者ヘのインタヴューなども加えて、また異なる視座から迫ってみたい。

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