日本中東学会第31回公開講演会「パレスチナ ≪民族抹消≫としての文化的ジェノサイド」

日本中東学会第31回公開講演会「パレスチナ ≪民族抹消≫としての文化的ジェノサイド」のお知らせです。

2023年10月に始まったイスラエルによるガザのジェノサイドは停戦には至ったものの、餓死や病死など関連死を含めれば、死者は数十万人とも見積もられています。のみならず、古代や中世に遡るモスクや教会、博物館、図書館など、歴史的な文化遺産も標的にされ破壊されています。これは人間を肉体的・生物学的に抹消しようとする狭義のジェノサイドにとどまらず、その文化・記憶・歴史を破壊することで、「パレスチナ人」というアイデンティティを抹消する「文化的ジェノサイド」の一面に他なりません。本講演では、パレスチナで進行するこの現実を、他の時代や地域における事例とも比較しながら、「文化破壊」とは共同体にとり、さらには人間と世界にとって、いかなる暴力であるのかを考えます。

会期・会場

2025年11月22日(土)13:00~17:00

早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室1

講演者:岡真理(早稲田大学)

パネリスト:鵜飼哲(一橋大学)、北原モコットゥナㇱ(北海道大学)、松本ますみ(室蘭工業大学)

司会:嶺崎寛子(成蹊大学)・五十嵐大介(早稲田大学)

プログラム

13:00-13:10 挨拶 森山央朗(日本中東学会長)  

第一部 基調講演

13:10-14:10 岡真理「ガザの《ジェノサイド》と文化破壊」 

第二部 パネルディスカッション

14:40-15:30 パネリスト3名からの応答                                       15:30-16:15 講演者、パネリストによる全体ディスカッション         

16:15-16:30 質疑応答                          

16:30-16:50 総括コメント 鵜飼哲             

17:00    閉会 大稔哲也(早稲田大学総合人文科学研究センター所長)                                                                   

開催方法

対面・オンライン併用 対面は参加登録不要・参加無料

オンライン視聴登録はこちらから
https://list-waseda-jp.zoom.us/webinar/register/WN_mUMT_HJBRZmEdImG8LFwJA

主催:日本中東学会

共催:

早稲田大学総合人文科学研究センター
早稲田大学文学研究科中東・イスラーム研究コース

問い合わせ先

日本中東学会担当理事(五十嵐大介) 以下のアドレスまでメールでお問い合わせください。その際、[a]は半角の@に変更してください。
igarashidaisuke[a]waseda.jp

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