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文学部 | 早稲田大学 中東・イスラーム研究コース

コース案内

文学部

文学部中東・イスラーム研究コース

Middle Eastern and Islamic Studies Course, School of Humanities and Social Sciences.

 早稲田大学には、これまで多くの中東・イスラーム研究者を輩出してきた歴史がありますが、中東・イスラームについての本格的な研究コースの設置や教育プログラムの実践はなされてきませんでした。その状況を打開し、高度な研究レベルと国際的発信力を備えた人材を育成すべく、2017年にこのコースが新設されました。新コースの特長と方針については、以下のように考えています。

コース名の「中東」の部分は、中東に関連していればイスラーム以外(例えばキリスト教やユダヤ教、イスラーム前の西アジアなど)についても学ぶことができることを示しており、「イスラーム」の部分はイスラーム教徒の社会に関連していれば、世界中どの社会であっても(欧米や日本、アフリカや東南アジアなど)学ぶことが可能であることを意味しています。その手法は、歴史学や人類学、社会学、宗教学、政治学、経済学などに限定されず、複数の手法を駆使して、地域研究や文化研究を行なうことも可能です。また、中東やイスラームに関連した美術・建築・考古学・文学・音楽などの研究も奨励されます。

同時に、本格的な研究レベルを、現地と欧米と早大のトライアングルによる研究・教育体制によって実現することも目指しています。そのための語学教育も重視しており、2017年度から必修基礎外国語にアラビア語が加わったのをはじめ、GEC(グローバル・エデュケーション・センター)ではペルシア語やトルコ語の学習も可能です。もちろん、英語や他の外国語も含めて語学学習を全般的に支援します。なお、アラビア語の履修は望ましいものの、本コース進級の条件ではありません。さらに、海外留学や短期の現地旅行・語学研修も、積極的に後押しします。その行先は中東に限定されず、欧米や東南アジアなども十分にあり得ます。

卒業生には、すべての分野の一般企業や大学院、国際的機関などでの活躍が期待されます。実際に、本コースの前身であるゼミの出身者からは、大学院生、国際的機関で活躍する者や、中東に関連する企業に就職する例も出ています。なお、演習では、講義だけでなく、様々なテクストを共に読み、発表なども加えて議論を深め合っていきます。自由参加の合宿や各種の懇親会も予定されています。

科目一覧

※変更の可能性があります

■演習

  • 中東・イスラーム研究演習1(春)(長谷部圭彦)
  • 中東・イスラーム研究演習2(秋)(五十嵐大介)
  • 中東・イスラーム研究演習3(春)(杉本悠子)
  • 中東・イスラーム研究演習4(秋)(新井和広)
  • 中東・イスラーム研究演習5・6(春・秋)(大稔哲也)
  • 中東・イスラーム研究演習(卒論)(春・秋)(大稔哲也)
  • 中東・イスラーム研究演習(卒論)(秋)(五十嵐大介)

■必修講義 ★印は学部・大学院合併科目

  • 中東・イスラーム研究入門(春)(佐藤尚平
  • 中東・イスラーム基礎研究(秋)(永島育)
  • 中東・イスラーム前近代史1(春)(大塚修)※3年次より
  • 中東・イスラーム前近代史2(秋)(五十嵐大介)※3年次より
  • イラン・トルコ研究(春)★(前田弘毅)※3年次より
  • 南・東南アジアやアフリカのムスリム社会(秋)★(二宮文子)※3年次より

■選択講義(2~4年次に選択できる科目:★印は学部・大学院合併科目)

  • アラビア語から学ぶアラブ文化1・2 (春・秋)(冨永正人)
  • アラブ文化研究1・2(春・秋)(師岡カリーマ・エルサムニー)
  • 中東・イスラーム文化研究(春)(大稔哲也)
  • イスラーム文化世界(秋)(佐藤尚平)
  • 中東・イスラームの宗教と思想1(春)★(菊地達也)
  • 中東・イスラームの宗教と思想2(秋)★(大川玲子)
  • 中東の移民とイスラームの拡大(春)★(高橋圭)
  • 中東・イスラームの社会研究(秋)★(山崎和美)
  • 中東・イスラームの政治経済(春)★(堀拔功二)
  • 中東・イスラームの芸術と文学(秋)★(小林一枝)
  • 中東・イスラームのフィールドワーク(秋)(砂井紫里)

卒業論文タイトル​

■2020年度

  • 在日ムスリムコミュニティとホスト社会の共生への課題―モスクの社会活動並びに海外コミュニティとの比較から―
  • ブットー政権下における与党と野党の対立―憲法の改正と司法府の統制を中心に―
  • ⾼校世界史におけるイスラーム史の扱われ⽅―教科書の変遷と改良の過程―
  • ビン・ラーディンの反⽶闘争とサウディアラビア社会
  • イスラーム金融とタワッルク―タワッルクをめぐる議論と断絶―
  • ⽇本におけるムスリム社会のライフライン拡充に関する考察と展望
  • 獅⼦の渦巻き⽂様の⾏⽅―中近東地域から⽇本へ―
  • アイヤールとルーティー—中東における任侠無頼の徒の比較研究―
  • オランダにおけるムスリム移民―比較考察・多文化主義時代と移民統合政策時代―
  • 17,18世紀におけるアルメニア人商人の活動―ホヴァネスの活動、及びセファルディムとの比較から―
  • ハサン・バンナーとサイイド・クトゥブの思想比較―穏健的イスラーム復興と急進的イスラーム復興という見方の見直し

■2021年度

  • コペルニクス理論に対するイスラーム天文学の影響に関する仮説
  • 井筒俊彦の言語論
  • エジプト革命と衛星放送―革命から衛星放送の今後を考える
  • トルコでのシリア難⺠への教育⽀援におけるNGOの役割―公⽴学校へのシリア難⺠受け⼊れ拡⼤後に注⽬して―
  • パレスチナ問題の再記憶化―ナクバの集合的記憶に関する考察―
  • ⽇本で⽣きるクルドの人々―在⽇外国⼈の⽣きづらさを考える―
  • イラン立憲革命期のウラマーに関する一考察-その行動と背景-
  • オスマン朝期エジプトにおけるイェニチェリ軍団––在地軍事エリートの「家」形成過程に関する一考察
  • オスロプロセスの再検討̶サルポスブルク⽂書とオスロ合意の⽐較を⽤いて̶
  • 中東における水煙草と嗜好品文化
  • 中東戦争における国連平和維持軍の派遣―紛争解決への功績と課題―
  • イラン・ポップミュージックの構造と伝統技法
  • 日本におけるムスリムの埋葬
  • コロニズムと「まなざし」―エジプトと朝鮮における比較―
  • 難⺠⽀援分野において最新技術が効果的に活⽤されるには:ブロックチェーンの活⽤可能性の検討を通じて
  • アルハンブラ宮殿・ナスル宮を中心に紐解くナスル朝最盛期

■2022年度

  • 現代ハリウッド映画にみる「イスラーム」表象
  • 9世紀と14世紀の中東地域における人と馬の関係
  • パレスチナ刺繍「らしさ」の保存と促進
  • スーダン独立後におけるマフディー運動の変容について-ニメイリー政権、バシール政権下におけるマフディー運動の分裂とその要因-
  • ニュージーランド社会とイスラーム
  • ISのリクルート戦術-外国人戦闘員とホームグロウンテロリスト-
  • イブン・バットゥータ『大旅行記』で見るイスラームの奴隷像
  • 日章丸事件の世界史的意義-神話化の経緯と歴史的評価-
  • イブン・スィーナーの魂論について-治癒の書第六篇における知識の獲得論-
  • イスラーム及びムスリムに対する偏⾒を⽣まないための⾼校世界史教育
  • 在日ムスリムの日本における食との向き合い方
  • ユースフ・アクチュラ研究序説
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